
蹴球必勝祈願祝詞(しゅうきゅう ひっしょう きがん のりと)
この祝詞は、**「天照大神(太陽の神)」と、古来より京都・白峯神宮などで信仰される「精大明神(蹴鞠・スポーツの神)」**の系譜を知り、新たに書き下ろす。
(※読み上げやすいよう、現代仮名遣いのふりがなを振っています)
高天原(たかまがはら)に神留(かむづ)まり坐(ま)す、 天照大御神(あまてらすおおみかみ)の和魂(にぎみたま)、 ならびに古(いにしえ)より 鞠(まり)の庭(にわ)を守り給(たま)ふ 蹴鞠(けまり)の神等の御前(おんまえ)に、 恐(かしこ)み恐(かしこ)みも白(まお)さく。
夫(そ)れ 日向(ひゅうが)の国は 太陽(ひ)の出(い)づる処(ところ)にして、 今 此処(ここ)に 技(わざ)を競ひ 心を練る、 ヴィアマテラス宮崎の 乙女(おとめ)ら集(つど)ひたり。
願(ねが)わくは、 古(いにしえ)の 懸(かか)りの庭(にわ)に 遊(あそ)びし如(ごと)く、 其(そ)の足並(あしな)みは 疾風(はやて)の如(ごと)く軽(かろ)やかに、 其(そ)の連係(むつび)は 流水(りゅうすい)の如(ごと)く 清(きよ)らけく、 一打(いちだ)の鞠(まり)に 魂(たま)を込めしめ給(たま)へ。
禍事(まがごと)・罪(つみ)・穢(けが)れ・過(あやま)ちあらしめず、 荒ぶる足、挫(くじ)く足なく、 鉄壁(てっぺき)の守(も)りと 必殺(ひっさつ)の機(き)を授(さず)け給(たま)ひて、 輝(かがや)かしき 勝利(かち)の白星(しろぼし)を、 美女照(びあまてらす)の社(やしろ)に 奉(たてまつ)らしめ給(たま)へと、 恐(かしこ)み恐(かしこ)みも白(まお)す。
【訳】
(意味の説明時にご活用ください)
高天原にいらっしゃる天照大神様、そして古来より「蹴鞠の庭」を守ってこられたサッカーの神様たちの御前に、謹んで申し上げます。
ここ日向の国(宮崎)は、太陽が昇る神聖な場所です。 今ここに、技術を競い、精神を鍛える「ヴィアマテラス宮崎」の選手たちが集まりました。
どうかお願い申し上げます。 かつて平安の昔、蹴鞠の庭で優雅に鞠を蹴った達人たちのように、 選手たちの足取りは風のように素早く軽やかに、 チームのパス回し(連携)は流れる水のように美しくありますように。 そして、蹴り出すボール一球一球に、熱い魂を込めさせてください。
怪我やミスといった災いを退け、足を挫くことなく、 鉄壁の守備力と、ここぞという時の得点機をお授けください。 そして、輝かしい「勝利」をこの美女照神社に持ち帰らせてくださいと、 謹んでお願い申し上げます。
【解説】
- 「懸(かか)りの庭」:
- 蹴鞠を行う専用の庭(コート)を、古語で「懸(かか)り」や「鞠庭(まりにわ)」と呼びます。この言葉を使うことで、単なる「グラウンド」ではない、神聖な場所としてのスタジアムを表現しました。
- 「連係(むつび)」:
- 通常は「れんけい」と読みますが、ここでは神道の「産霊(むすひ=結び)」とかけて「むつび(睦び)」と読ませています。チームワーク(和)と、神様の縁結びの力を掛けています。
- 「白星(しろぼし)」:
• • 相撲などの勝負事で勝利を表す言葉ですが、神道において「白」は清浄を表す色でもあります。
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