祝詞の意味について

 

祝詞(のりと)

賀斯許美賀斯許美母麻乎佐久(かしこみかしこみもまおさく)、

天乃美波思良多加久志呂之米須神々佐麻尓毛之阿氣多天麻都流(あめのみはしらたかくしろしめすかみがみさまにもうしあげたてまつる)。

此乃地乎母守利多麻布神々佐麻(このちをまもりたまうかみがみさま)、

其乃惠乃母登尓(そのめぐみのもとに)、

吾良皆曽禮曽禮能祈利乎多佐藝麻須(われらみなそれそれのいのりをささげます)。

麻須波(まずは)、

曾斯波気者乃多加良気比乃保志(しょうがいしゃのたからけんこう)

乎加奈比(をねがい)、

比々能久良之賀母登平穏尓美多佐禮流宇美能志良久遠之給倍(ひびのくらしがよりへいおんでみたされるようおみちびきください)。

安多(また)、

曾須曾久曾斯波気者乃絵麻之(せんぞくしょうがいしゃえまし)

乃方々賀其乃伎奈美乎果多志(のかたがそのやくわりをはたし)、

許能於母乃平安乎人々尓阿多布布流乎母守利給倍(このおものへいあんをひとびとにあたえられるようおまもりください)。

此許尓(ここに)、

女阿須利多乃保乃乎支(じょせいあすりーとのしえん)

多知乃支伎乎願比(たちのさっかをねがい)、

可輝之多氣伎乎須刀安尓賀尓充美多佐礼流故登乎祈利麻須

(かがやかしいせいかとけんこうのじゅうじつがもたらされることをいのります)。

蘇之天(そして)、

遍止乃可支保乃祈利乎可奈比(ぺっとのけんこうきがん)

可介我可之曽奈久家布之乃伎賀安利流宇美乎母守利多麻倍(かけがえのないそなかぞくであるかれらのけんこうなるひびをまもりたまえ)。

久等奈利(さらに)、

那加久寿祈利(ちょうじゅきがん)

乎曽伎可奈比(をそなえかない)、

多久乃人々賀那加久穏也那宇美能比々乎享寿加奈保麻久遠之給倍(すべてのひとびとがながくおだやかなひびをきょうじゅできますように)。

夜久乎払比(やくばらい)

乃御加護乎賜比(のみかごをたまわり)、

安良由流岐波那比乃布阿良以都払比清米(あらゆるきはなひのふあんをはらいきよめ)、

満知能宇乎明久遠之給倍(みちをあかるくおみちびきください)。

特尓(とくに)、

女我伎奈布乎払比(じょせいがおこなうおはらい)

尓知伎乎与比(にちからをよび)、

其乃祈利乎多伎之登安多久能人々尓平安登安心乎登度祢久宇美等成良奴故登乎(そのいのりがおおくのひとびとにへいあんとあんしんをとどけるものとなれんことを)。

安多(また)、

安危祈利(あんぜんきがん)

乎毛之阿氣多麻比(をもうしあげたまい)、

日比乃安由美加常尓安危尓包米流乎祈念麻須(ひびのあゆみがつねにあんぜんにつつまれますようきねんします)。

可介麻久母可斯許幾神々乃御加護乎賜比(かけまくもかしこきかみがみのみかごをたまわり)、

祈利乎母登尓此乃地乎清良可尓保志多麻倍(いのりをもってこのちをきよらかにたもしたまえ)。

賀斯許美賀斯許美母麻乎須(かしこみかしこみもまおす)。